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インドネシア人の従業員を集めて、地域のゴミ拾いをしてみた。

今回のナビゲーター:しん(Shin)さん

1986年生まれ、東京都出身。2008年に日本を出てオーストラリアの大学へ留学。卒業時に「今後はアジアの時代だ!」という根拠のない自信を胸にシンガポールで就職活動するが、なぜかインドネシア駐在員に。インドネシア情報を発信した、クスッと笑えて役に立つブログ「25歳からのインドネシア駐在員日記」を運営中。

インドネシアに来たことがある人は気がついたかもしれませんが、インドネシアはお世辞にもあまり綺麗な国とは言えません。
それは首都ジャカルタだろうが、日本人が沢山いるリゾートのバリ島も同じで、とにかく国全体のあらゆる場所が「ポイ捨てのゴミ」で溢れており、社会に悪い影響を与えていると言っても過言ではありません。

ポイ捨てのゴミがインドネシアを汚しているのであれば、まずは街中のゴミを拾ってみれば少しずつ綺麗になるんじゃないの?という単純な考えのもと、街のゴミ拾いを実施してみてはどうかと思いつきました。
そこで会社の若手従業員を誘って、週末にゴミ拾い活動をしてみることにしました。

ゴミ拾い、掃除屋は社会的に良い仕事のイメージがない

鶏もゴミをかき分けながら生きています。この鶏は後日食されます

ゴミ拾いを始める前に、なぜインドネシアではこんなにもポイ捨てが起こっているのでしょうか?その原因から探ってみましょう。

まずはポイ捨てをしないことが一番なのですが、ポイ捨てしたとしてもちゃんと拾う人がいればもっと綺麗なはずですよね。実は、インドネシアにおいてゴミ拾いや清掃員は「教育を受けられないような人がやる仕事」という、非常にネガティブなイメージがついています。

ポイ捨てを止めない理由の一つに「ゴミを道に捨てることによって、そんな人たちでもできるような仕事をあげて、お金を稼がせてやっている」という無茶苦茶な理論があるのです。
こんな理論を振りかざされてしまってはポイ捨てがなくならないのも当たり前でしょう。

近年はゴミ拾いのイメージが変わってきている

ポイ捨て禁止の看板

しかし、ここ数年でゴミ拾いに対するイメージも若いインドネシア人を中心に徐々に変わりつつあるのです。 つまり、「ポイ捨てはダメ、街を汚してはダメ」ということを理解し、この状況をどうにかしなくてはと思い始めているのです。

例えばバリ島の空港近くのデンパサールでも、「デンパサールの街を綺麗にしましょう!ゴミのポイ捨てはやめましょう!!」というような看板も掲示されるほどゴミに対して意識が高くなってきています。

従業員と一緒にゴミ拾いを

前述の通り、ゴミ拾いのイメージが悪いので、いやいや話を聞くんだろうな、「そんな汚いことをなんでやらなきゃいけないんだ!」とか言うんだろうなぁ〜と思い、恐る恐る計画について話してみると、

「そうそう!これを待ってたんです!ぜひ取り組みましょう!いつしますか?」と従業員は全員快諾、早速ゴミ拾いの計画を立ててみました。

ちなみに快諾した理由を聞いてみると、街が汚く、老若男女ポイ捨てをしているのがインドネシア人として恥ずかしいとのこと。どうにかその流れを変えていきたいそうです。これだけやる気があれば、面白いことになるんじゃないかという大きな期待が持てそうです!

掃除は日曜日の朝、街で一番大きい公園で

ゴミ拾いの会場は、街で一番大きく、人目につく公園にし、地域の人に活動を見えるようにしました。そうすることにより長期的に活動が根付き、地域の方も一緒に参加してくれるのではないかと思ったからです。

また、この公園は土曜日の夜はデートや若者達の集合場所になっており、日曜日の朝が一番汚いといわれていいます。それなら日曜日の朝に一番汚い公園を掃除してやろう!と決まりました。

ゴミ拾い当日

ゴミ拾い当日は日曜日の朝7時ということもあり、公園はスポーツをしている人、散歩をしている人でごった返していました。

7時集合にしたものの、集合時間に到着した人は私一人。パラパラと人が到着し、結局全員が集まったのは7時半頃。さすがインドネシア人(笑)
初に話をしたのはたったの5人のインドネシア人だけだったので、こじんまりとゴミ拾いでもやればいいかなぁ〜と思っていましたが、フタを開けてみると参加者は15人ほどに増えていました!
社内で話題になり「私も!」と若い人を中心に増えていったそうです。みんな言わないだけでゴミに関しては意外と意識していたということですね。

早速ゴミ拾いを開始しようと思ったのですが、こんなに人がごった返している中でゴミ拾いをしても集中できそうにないので、まずはみんなでバトミントンやバレーボールをして時間をつぶしました。(笑)

8時半頃になり、人もまばら(それでもたくさんいますが・・・)になってきたのを見計らい、軍手、マスクそしてゴミ袋を参加者に渡し、いざゴミ拾い開始!

インドネシア人の気質なのか、みんなでやると怖いものなし!

人がいてもお構いなしで、一度始めると全く恥ずかしがらずにドンドン拾っていきます。

日本人の私が若干引くぐらいアグレッシブにゴミ拾いを始めました。

中には手伝ってくれる地元の方も

一般人がゴミ拾いをするのは珍しいので、公園で遊んでいる人たちは最初、「なんだこいつら?」や「うわ、ゴミ拾ってる・・」というような眼差しで見てきましたが、ゴミを拾って私たちの持っているゴミ袋に入れてくれる人が現れたのです。
ゴミ拾いを通して、結構なインドネシア人がゴミに関心があったんだなと改めて感じました。

一方で、ゴミ拾いをしている目の前でポイ捨てをする人も少なからず存在しており、非常に悲しい気持ちになりました。特に小学生ぐらいの子どもにそれをやられると、やっぱり子どもの教育は大切なんだなぁ〜と感じざるをえませんでした。

いろんな種類のゴミ

ゴミもいろいろな種類があり、特に多いのが食べ物の容器のポイ捨て。
とにかく食事のお持ち帰りが多いインドネシアではプラスチックや紙の容器がいたるところに散見されました。しかも中身入りも捨ててあるので掃除するのも勇気がいります。

その次に多いのがペットボトルの容器です。インドネシアではペットボトルの容器をたくさん集めると後ほど売却できるため、今後の軍資金のためにも別途分別して保管します。

ちなみにインドネシアでは分別の概念があまり浸透していません。
というのも、インドネシアではゴミ収集会社がまとめて持って行ってしまうので分別したところであまり意味がないのです。これもインドネシアでゴミ問題が解決しない一つの理由かもしれませんね。

たった1時間のゴミ拾い活動でしたが、70Lのゴミ袋約10枚分のゴミが集まりました! ゴミだらけだった公園も、少しゴミを拾っただけでとっても綺麗に!

短時間でこんなに集まるとは!というよりもインドネシア人ポイ捨てしすぎ!!(笑)

最後はみんなに飲み物を振る舞い、記念撮影そしてこれからも継続的に続けていきましょうと約束をし、解散しました。

ゴミ拾い文化をインドネシ全域に

実はゴミ拾い活動はこの記事が出るまでにすでに4回行っており、今後も続ける予定にしています。それもインドネシア人たちがどんどん街を綺麗にしていこう!とゴミ拾いを前向きにとらえているからだと思います。

たかがゴミ拾いですが、この活動を通してインドネシア人の意識を変えていき、ポイ捨てがなくなり、ゆくゆくは世界で一番綺麗な国になることも不可能ではないと思います。

まだまだ始まったばかりの活動ですが、今後はインドネシア各地と連動しながら、国全体が一緒にゴミ拾いができるような大きな活動になってくれればと思っています。

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