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インドネシア人の楽しみ「アリサン」とは?

インドネシアで仕事をしているとインドネシア人の会話の中に、「アリサン」という言葉を聞いたことがありませんか?

彼らに話を聞いてみると、なにやら毎月恒例のお楽しみイベントになっているようです。
さて日本人には馴染みのないアリサンとは一体何なのか? 詳しく見ていきましょう!

インドネシアの職場で行われる「アリサン」とは?

アリサンとは日本語では「無尽(むじん)」や「頼母子講(たのもしこう)」と呼ばれ、日本でも一部の地域では今も行われている金融形態のひとつです。

インドネシアのアリサンとは、「複数名で集まり、向こう数ヶ月に渡り、全員から一定のお金を集金し、総取りできる人をクジ引きで決める制度」のこと。ここでは、10人で集まって、それぞれ10万ルピア(約1,000円)を支払う場合を例に、アリサンの制度をご説明しましょう。

■流れ
・全員で集まりイベントを開き、クジ引きで「当選者」を決めます。
・当選者は、自分の支払った分も含めて100万ルピア (10万ルピア×10人) を総取りできます。
・このイベントを、全員がクジ引きに当選するまで毎月1回、10ヶ月間行います。

■ルール
・当選者は一度当たると総取りの権利はなくなります。
・参加者全員が、当選するまで支払いを続けイベントに参加しなくてはなりません。

つまり、アリサンという制度は、誰かが儲かったり損をしたりすることはありません。自分の支払った金額以上に、お金を手にできるわけではないのです。しかし、これがインドネシア人の間では、職場で頻繁に行われています。

支払い金額と受け取り金額は同じ。アリサンのメリットとは?

それでは、なぜインドネシアではこのような習慣があるのでしょうか?
アリサンを行うメリットの一つは、まとまったお金が予定よりも早く手に入る可能性があることが挙げられます。

例えばバイクを購入したい場合、ローンで購入するにしてもまとまった頭金が必要になり、給料が低い人では1年以上もお金を積み立てていかなくてはなりません。
でもアリサンで当選すれば、翌日にはバイクが買えてしまうのです!

私は、「計画的にお金を貯金する!」というインドネシア人にあまり会ったことはありません。人とのつながりを大切にするインドネシア人の間では、アリサンという名の下で、仲間同士が助け合い、信頼し合いながらお互いのお金を工面するこの習慣が性に合っているのかもしれません。

アリサンの本当の楽しみ方

アリサンはまとまった資金が手に入るイベントではありますが、実は「お金」は二の次で、一番の楽しみではありません。
アリサンの本当の楽しみや意味するところは、参加メンバーの家にみんなで集まり、料理を振る舞ったり、日頃の溜まったお話をしたりすることにより、お互いの気持ちや信頼を確かめ合うことなのです。

イベントの場所も持ち回りでホストをし、ある時は家に招待したり、ある時はレストランで行います。毎月恒例のお楽しみ会のような存在になり、「今月もアリサンのためにがんばろう!」と日々の活力になるイベントなのです。

人によってはいくつアリサンコミュニティを掛け持ちし、たくさんの友人・知人とコミュニケーションを図る良い機会になっています。このようにアリサンは、“人と人をつなげるイベント”として重要な役割を果たしているのです。

最後に

日本人にはあまり馴染みのないインドネシア人で行われる「アリサン」、面白い習慣ですよね!
貯金が増えるわけではないので、金銭的なメリットはあまりないかもしれませんが、お互いに信頼し合い、明日の元気の源になるアリサンは非常に面白いイベントではないかと思います。日本人だから関係ない!ではなく、インドネシア人とコミュニケーションを深め、信頼関係を確認するために、ぜひアリサンに参加してみてはいかがでしょうか?

しん(Shin)

1986年生まれ、東京都出身。2008年に日本を出てオーストラリアの大学へ留学。卒業時に「今後はアジアの時代だ!」という根拠のない自信を胸にシンガポールで就職活動するが、なぜかインドネシア駐在員に。インドネシア情報を発信した、クスッと笑えて役に立つブログ「25歳からのインドネシア駐在員日記」を運営中。

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