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通勤時間が往復4時間も普通?インドネシアの驚きの渋滞事情

BUSINESS インドネシア 2017.05.12

日本の通勤ラッシュも有名ですが、慢性的な渋滞やスコール、交通機関の不便さで通勤時間が長いアジア諸国も多いようです。インドネシアというと、日本ではリゾート地バリ島ののんびりとしたイメージがあるかもしれません。しかし、首都ジャカルタの道路には車とバイクが溢れています。日本とは違う、驚きの渋滞事情と、対策や付き合い方をご紹介します。

ジャカルタは世界一の渋滞都市!どのくらいすごいの?

実際どのくらい渋滞しているでのでしょうか?ジャカルタでは渋滞に巻き込まれるのは日常茶飯事で、片道30分で行けるところが2時間、つまり、通勤に往復4時間かかることも珍しくないとか。

雨季やスコールなどの影響で、さらに渋滞が悪化することもあり、平日は7~10時、15~18時は常に渋滞していると考えた方が良いそうです。イメージするなら日本の年末年始やお盆に発生する、帰省による交通渋滞が日常にあるという感じでしょうか。

人口の増加と車の増加。渋滞の原因は発展の証⁉︎

実は、インドネシア・ジャカルタは、2015年2月にイギリスのCastrol社の調査“世界一の渋滞都市”として報道されたことがあるほど。渋滞の主な原因、は人口の増加と首都圏への集中、さらに、著しい高度成長に伴う自家用車の増加です。そもそも公共機関が少ないことや、バスや電車は時間が不定期であることも、理由に挙げられます。

世界一人口の多い首都圏は東京ですが(約3,790万人、以下同様にDemographia, 2016より)、次いで2位がジャカルタ首都圏で、約3,176万人。しかし、ジャカルタの人口密度は東京の2倍以上。急激な人口増加が続いていますが、公共交通機関の整備が追いついていないようです。

さらに、一人当たりのGDPは3,605USドルを超え、経済成長率も5.0%(2016年、インドネシア政府統計/外務省)のインドネシア。そのため、二輪車を含む自家用車の所有率も毎年増加。ところが、道路の整備が追いつかず、ついに車両の占有面積が道路総面積よりも上回るような事態に。その結果、道路交通網が麻痺し、車両の動きが取れないほどの渋滞も頻繁に起きています。

渋滞緩和策と渋滞時間の過ごし方

現在ジャカルタでは、日本による技術支援と資金援助もあり、インドネシア国内では初となる地下鉄区間を含む都市高速鉄道(MRT)を建設しており、この完成には大きな期待が寄せられています。とはいえ開業予定は2019年。工事はさらに渋滞の原因になるうえ、効果が出るまでにはまだまだ時間が必要そうです。

政府は、自家用車ではなく公共機関の利用を促し、渋滞緩和を目指していく方針を打ち出しています。2016年夏からは、車両ナンバー規制を導入。偶数ナンバーと奇数ナンバーの車それぞれが走れる曜日を制限するもので、根本的な解決ではないとはいえ、効果は多少表れているようです。また、通行車両から通行料を自動的にチャージする電子課金システム(EPR)の導入も検討されています。

「現在のジャカルタでは、まだまだ渋滞はあって当たり前のもの。渋滞時間を自分の生活時間のどこに置き換えるかを考えた方が賢明だし、確保された時間だと思って有効利用している人が多いですよ。私の場合はビジネスの時間にあてたり、睡眠時間にしたりしています」。(ジャカルタ在住・20代男性)

日本と違って、何事も時間通りに進まないことが多いでしょうが、こういうように前向きな姿勢で割り切って考えられるとイライラせずにすみそうですね!

渋滞緩和の救世主! 今、注目の交通手段とは……

そんな中注目を浴びているのが、「ゴジェック(GOJEK)」、「ウーバー(UBER)」、「グラブ(GRAB)」。いずれもスマートフォンアプリによるバイクや車の配車サービスです。

ゴジェックはジャカルタで利用者が急増しているインドネシア発のバイクタクシーサービスです。荷物を届けてもらう、買い物を代行してもらうといった使い方も可能。バイクなので渋滞に巻き込まれることが少なく、時間やコストがぐっと抑えられるのが最大の魅力です。ジャカルタに駐在している日本人の間でも、ものをゴジェックで届けてもらう、という利用者は増えているようです。

また、世界中で普及している、個人の自家用車による配車サービス、ウーバーも、ジャカルタでよく使用されています。ウーバーは世界各地で、タクシー会社との競争や対立が話題になっていますが、インドネシアでは、ゴジェックやグラブ同様、タクシー会社との提携もはじめています。

タクシーの配車を行うグラブは、アジア諸国で普及している人気サービス。2012年にマレーシアで設立後、今はシンガポールに本社を置き、周辺7カ国でサービスを展開して利用者が急増していますが、インドネシアでもかなり普及しています。バイクタクシーもあり、フードデリバリーサービスもあります。

いずれもスマホアプリで事前登録しておけば、電子決済ができるなど、支払いがスムーズ、さらにドライバーの名前や電話番号がメッセージされるなど、トラブルを回避しやすく、安心感があるのもメリットです。また利用者のコメントをフィードバックできるなどの仕組みがあり、ドライバーのサービス意識も高いというのも人気の理由でしょう。ただし、言語や、価格の交渉のハードルがあり現地に駐在している日本人や旅行者にとっては、移動のために活用するにはまだまだ難しそうです。

こうした新しいビジネスが柔軟に受け入れられ、利用者が増加しているのもインドネシアの特徴です。ちなみに、少子高齢化の日本の中央年齢は46.5歳ですが、インドネシアは28.4歳(United Nations, 2015)。若い労働力と巨大な人口が生み出す国内経済の成長幅はまだまだ未知数です。柔軟な発想力とパワーみなぎるこの国には、新しいビジネスチャンスも溢れていることでしょう。

最後に

日本とはこんなにも違う渋滞事情。しかし、「今日よりも明日の方が良い日」だと考える国民が最も多いといわれているインドネシアです。大変な渋滞事情も受け入れ、柔軟に今と向き合い、明るい未来を無限大に広げていこうという姿勢は素敵ですね!

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